りんくす ぶろぐ

写真・オーディオ・日記など

Accordo(アッコルド)とAccordo Essence(アッコルド エッセンス)

少し前の話、今年の4月に STUDIO FRANCO SERBLINから発売されたAccordo Essenceを聞く機会があったため、聞いてきました。

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システム構成は構成はCH D1 > SPEC RPA-MG1 というシンプル構成。このスピーカー用のセッティングというよりはたまたまこれになってたと思います。ケーブルはスピーカーとラインがJORMA DESIGNのUNITY、その他は覚えていません。

Accordoにウーファーが追加され大きく感じます。グリルのゴム糸が黒からグレーになり私はこちらの雰囲気のほうが好きです。

聞いた感想は・・・低音の量感が思った以上にあり迫力があります。膨らむことも無くかなり下まで伸びていて気持ちがいい。解像度はとても高く、左右に音が広がりバランスの良い大型スピーカーの音。各楽器の音がはっきりとしていて現代のハイエンドスピーカーという鳴り方に感じました。それでいてAccordoのような心地いい響きも感じます。好みの音です。

 

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記憶の中のAccordoと比べていましたがスピーカーの名前にAccordoと付いている以上、両方セッティングしてもらい聴き比べてみました。

 

聞いてみると・・・Accrdo EssenceにAccordoのような響きを感じるもののAccordoの魅力には程遠く、弦やボーカルのしっとりとした艶のある柔らかい響きはAccrdoならではだと感じました。

Accrdo EssenceはどちらかというとAccordoではなくその前に発売されたLIGNEAの音に近く、少しクールな鳴り方(とはいえ他のメーカーとくれべれば十分艶のある音)に感じます。少なくともAccordoの低音が強化された音ではないのは確かです。

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仕上げはAccordoのようにとても美しく、特にグレーになったグリルのゴム紐は魅力的に感じました。個人的にはLIGNEA Essenceと呼びたいスピーカーです。

私はAccordoの音が好きで、さすがセルブリン・・・と感じた試聴結果でした。

ごろごろの滝を見てきた

少し前のことですが、岐阜県山県市神埼にある、ごろごろの滝を見てきました。

ごろごろの滝

 

 自宅から車で1時間ほど。道中は道が狭い割には交通量が多く、思ったよりも時間がかかったように感じました。

 

ごろごろの滝

ごろごろの滝

途中からは神崎川沿いの道を進みますが、気をつけないとすれ違うことが出来ません。

帰ってから気づきましたが、私は国道418号から谷合へ行くときに川の西側の道を通ってしまい、狭く住宅のある細い道をバスとすれ違いながら行ったため、余計に大変でした(何度も待避所へバックすることに)。反対側の道は広く通りやすいです。

 

ごろごろの滝

ごろごろの滝

川の向かい側は岩の壁ですが、岩の上に木が生えていて力強い生命力を感じます。

  

ごろごろの滝

近づいてくるといくつかの看板があります。滝の前に駐車場は無いため、少し手前の砂利の広場に停めました。私が行ったときは滝を見に来る人より釣りのために来てる人が多かったです。

 

ごろごろの滝

道路の向かい側に滝があります。落差は15mほどで滝壺は無く、岩に落ちています。最初見たときは2つの滝があると思いましたが、途中で2つに分れて落ちていました。

川幅は狭く、水はとてもきれい。道路から川まで少し高低差がありますが、近くに階段があり、簡単に上り下りできます。

ごろごろの滝

下から見ると・・・水しぶきや風を感じてとても気持ちがいい。

ごろごろの滝

 滝によっては近づけないところもありますが、ここは近くまで行くことが出来ます。

 

iPhoneで撮った動画をまとめたものです。

少し行きづらい場所にありますが、行くだけの価値がある滝だと思います。

コストパフォーマンスの高い TEAC UD-301 の音質を向上させる

父親がタイトルにあるTEACのUD-301を使ってなかったため、借りてきました。小型でPCを触りながらヘッドフォンで音楽を聞くのにちょうど良さそうで、早速使ってみます。

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USBケーブルでパソコン(iMac)と接続しヘッドフォン(AKG K701)で聞いてみると思ったよりも音がいい。

以前同じTEACの PD-501HR というUD-301と似た価格帯のCDプレーヤーを持っていたんだけど、どうしても音が好きになれず手放した経験があるため、この音は予想外でした。

解像度が高く音の余韻がきれい。低域はかなり下まで伸びているように感じ、定位も良い。全体的にフラットで値段を考えるともっと上の価格帯に感じます。さすがに10万円以上する製品の音質とは思わないけど、これが3万円ちょっとで売っているというのは驚き。見た目もいいし、高級感があります。ボリュームのギャングエラーもありません。

このままでも良い気はするけど・・・せっかく普段から音質に拘っているため、さらなる向上を狙います。

 

1.アップサンプリング

まずは本体の機能を使い、44.1KHz >> 176.4KHz にアップサンプリングします。少しかたく感じた高域が繊細になり、余韻がよりきれいになった印象です。

2.再生ソフトの変更

iTunesで再生していましたが、シェアウェアのAudirvanaへ。設定はSoXによる2/4倍アップサンプリングで 44.1Khz/16bit >> 176.4KHz/32bit。SoXのパラメーターはほぼMAX。

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音が奥に広がり、全体的にクリアで一つ一つの音がくっきりしていて、余韻が増えた印象。(iTunesの音があまり良くないというのがありますが・・・)。

せっかく本体がDSDに対応しているため、Audirvanaの変更を設定し、5.6MHzにリアルタイム変換して聞いてみると・・・音が更に立体的になり、定位がとてもいいです。また、音の抜けもよく気持ちがいい音です。とてもこの値段の製品と思えなくなります。

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3.電源ケーブルの変更

www.amazon.co.jp

LUXMANJPA-10000というケーブルが余っていたため、変更してみます(それまでは適当なケーブルを繋いでました)。音の輪郭がクッキリとして音場が広くなったように感じます。繊細で高域に少し特徴のある、しっとりとした音になりました。

4.オーディオグレード電源タップ経由に変更

www.oyaide.com

オヤイデのMTB-4というピカピカの電源タップがメインシステムで不採用となり使ってなかったので、このタップを経由して下記のように接続してみます。

オヤイデ MTB-4 >> LUXMAN JPA-10000 >> TEAC UD-301

ノイズと振動が減ったためか更に音に広がりが出て奥行きを感じ、上質な音になってきました。

5.インシュレーターを使う

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いくつか手持ちにあった中で印象の良かったAETのスパイク(SH-3009S)とスパイクベース(SH-3009B)の組み合わせたものを使います。

セッティングの仕方はスパイクを上向き、前1点、後ろ2点の3点支え。

全体的に解像度が上がり、電源ケーブルとタップで少し奥に引っ込んでいた中域が再び前に出て、ボーカルなどの響きが心地いいです。低域の解像度が上がってさらに下まで伸びるようになり、抜けが良く左右に音が広がり立体的です。本当にUD-301で聞いているのか疑問に思うほどです。

 USBケーブルの変更という手もありますが、手頃な値段のオーディオ用USBケーブルが手持ちに無いため、今回は触れません。過去に試した結果ではUSBケーブルより電源ケーブルの変化のほうが大きいように感じます。

手頃な価格、コンパクトなサイズ、DSD5.6MHz対応、そしてこの音質、良い製品だと思います。

自作の仮想アースを導入する

以前の記事でEntreq社のSilver Minimusを導入したと書きましたが、同じものを複数買うには高すぎるため、代用品を簡単に作れないものかと考えた末に銅板を使うこととにしました(備長炭を使う方法は手間がかかるため)。

 

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ホームセンターに売っている銅板。1枚2000円程です。銅板の左右にハンドドリルで穴を開け、ネジでYラグを止めれるようにしました。

 

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時間が経過して見た目は悪いですが・・・正面から見えない場所に配置してプレーヤーと接続。有り無しを聴き比べてみます。

 

銅板有りだと音がクリアになり目の前にあった膜が取れたように感じます。一つ一つの音がはっきりとまた繊細に聞こえます。銅板でこれほど効果があるのかと驚きです。

 

銅板1枚でも効果があり、増やしていくと効果が増していきます。最終的には4枚重ねたものを使用しています。はじめは重ねずに短いケーブルで直列に繋いでましたが、重ねたほうが音がくっきりしているように感じます。重ねることで重さが増し、振動の影響を受けにくくなったのでは・・・と考えています。

 

1枚や2枚だとSilver Minimusの方がクッキリしていて効果があるように感じますが、4枚重ねるとSilver Minimusより効果が大きいように感じます。

 

アースを取る場所ですが、プレーヤーにはアース端子が無いのと中心付近のネジを緩めると端子がぐらついたため、左右の下のネジから取っています。最初はACプラグ付近の右のみから取っていましたが、左右で音の質が変わり定位に問題があったため、左右から取っています。

 

銅板にケーブルを固定さえできればすぐに導入できるのと、何より既製品より圧倒的に安いため、試してみる価値はあると思います。

仮想アース、EntreqのSilver Minimusを導入した

少し前に以前から気になっていた仮想アースを導入しました。

Entreq社のSilver Minimusという製品です。木製ケースの中は複数の金属の粉末で満たされているようです。構造の割に値段が高いため自作も考えましたが、製品として売っているものがどの程度効果があってどのような変化があるのかを知るためにも購入に踏み切りました。

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正面はEntreqという大きな文字とモデル名、Made in Swedenという文字。

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裏はアースを取り付ける端子が付いています。

 

さっそく付属のケーブルを使いCDプレーヤーと接続して音の変化を確認しました。

大きな変化ではありませんがSilver Minimusを使うと全体的にクリアな音になり、それぞれの音がよりハッキリした印象を受けます。目の前に薄い膜があり、それが取れたような印象です。

 

仮想アースにインシュレーターを使うのは正直どうかと思いましたが、試しにお気に入りのインシュレーター、AETのSH-2014Bを使ってみると・・・以外にも変化があり、音が良くなりました。

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次に接続場所をプレーヤーからプリアンプに変更してみます。

こちらもプレーヤーと同じ印象です。ただ、変化量はプレーヤーに接続したときの方が大きいように感じます。

パワーアンプやクリーン電源にも接続してみました。パワーアンプに接続すると音がなめらかになったように感じますが、大人しすぎて味気ない音のようにも感じます。クリーン電源も同じような印象で、最初は良くなったと感じますが、無いほうが良いかなという印象です。

仮想アースを接続するなら接続するならプレーヤーかプリアンプかなと思いました。

 

仮想アースの設置場所を変えてみます。ラックの一番下に設置していたものを部屋の右角に置いてみると変化があり、部屋の角のほうが良いように感じます。仮想アースの近くに機材が無いほうがノイズが逃げやすいのかもしれません。ただ、ケーブル自体がアンテナの役割を果たし、逆にノイズが増えてしまうことのあるようなので、長すぎるケーブルは問題のようです。試していませんが、ケーブルの種類でも音は変化しそうです。

 

仮想アースを設置するなら・・・

 

  1. 機材から少し離れた場所
  2. インシュレーターを使用
  3. デジタルプレーヤーに接続

 

この3つを気をつけると効果が大きいように感じました。

oyaide.com

超ハイコストパフォーマンス、「ゲンさんのケーブル」を導入

少し前にオリジナルのハンドメイドケーブルを見つけ、記事を読んでいると興味が出たため試してみました。

その名も「ゲンさんのケーブル」!

gensans-cable.amebaownd.com

 

ケーブルの原理や詳細はサイトをご覧ください。

金額は1セット1万円〜2万円ほどで、スピーカーケーブル、RCAケーブル、XLRとケーブルが出品されています。

 

auctions.yahoo.co.jp

RCAケーブルを落札し、支払いを済ませると直ぐに送っていただけました。

(今のところ購入方法はヤフオクのみです) 

 

プリアンプ >> パワーアンプで試聴。

比較は今まで使っていたLUXMANのJPR-100というお値段は同じくらいのRCAケーブル。

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(写真は追加で購入したSPケーブルです)

 

聴いてすぐ分かったのがこのケーブルの特徴の一つ、付帯音の無さです。

JPR-100では中域が歪んでいるように聞こえ、音量を上げると中域が耳につくことがありましたがそれが全くありません。また解像度が非常に高く立体的に広がります。

それでいて定位が悪くなるわけでもありません。

解像度が大きく上がったことで倍音が増え、響きがとても心地良いです。

低域は超低域まで沈み変に膨らみません。シンバルの余韻が心地よく感じます。

  

これだけの品質のケーブルが1万円前後というのは本当に驚きです。

現に手持ちのJORMA DESIGNのNo.3というRCAケーブル(12万円ほど)よりずっと良いと感じました。また、オーディオショップに持ち込んで他のケーブルと比べてもみましたが、JORMA DESIGNのTRINITYより良いと感じました。

ただ、さすがにUNITYと比べるとUNITYの方が良いと感じました。

これはUNITYクラスになると振動対策などがされた高価なプラグが使われているのと、なんと呼ぶかは分かりませんがケーブルに付いている木製のものが仮想アースとインシュレーターのような役割を果たしてSNが大きく向上しているのかなと思います(もちろん他にもあるのでしょうが分かりません)。

 

少し話がそれましたが、いま特別高品質なケーブルを使っていない限り「ゲンさんのケーブル」を導入して音が悪くなることはないと思います。

どのケーブルも細くて柔らかいため取り回しがよく、少し長めにしてもそれほどお値段は変わりません。

私は追加で2セット購入し、プリアンプ >> パワーアンプのラインケーブル、SPケーブルを「ゲンさんのケーブル」に変更しました。2ヶ月近く使っていますがケーブルはこれで十分に感じます。

 

好みでなければ返品も可能とのことですので、興味のある方は試してみることをおすすめします。

 

クリーン電源を変更 / PS AUDIO P10 から LUXMAN ES-1200 へ

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LUXMAN ES-1200

色々とあってクリーン電源をLUXMANのES-1200に変更しました。

今まで使っていたPS AUDIOのP10はタッチパネルの液晶画面がついていて、出力電圧・位相などの変更が出来ましたが、ES-1200は何も設定がなく、シンプルな構造です(ボタンが2つついてますが、どちらも表示の切り替え)。

www.psaudio.com

重さも33Kgという腰が心配になる重さから17Kgへと大幅にダウン。

お店では直接P10とES-1200の視聴が出来なかったため、自宅でのP10有り無しとお店でのES-1200有り無しを比較しました。

 

結果、ES-1200は解像度が非常に高く、立体的で低域は伸び、高域の音抜けも素晴らしかったです。

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大きな箱です。

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重さがそこまでではないため、ダンボールは1つです(D-08uやMQ-300はダンボールの中に無地のダンボールがもう一つあります)。

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買ってから気づきましたが、アクリル板が分厚くとても綺麗。

入出力電圧が表示されています。

スイッチで切り替えると入出力の歪み率、消費電力が表示できます。

また、一番下のメーターも消費電力で100W毎に1メーター増えると思われます。

 

自宅で改めて聴くとまた印象が違い、電源ON後すぐに聴いたときは非常にクリアな音ではあるけど、全体的に冷たい印象に感じました。特にP10の音が暖かみのある濃厚な音だったのでギャップが・・・

ただ、これは何時間か付けっぱなしにしておくと良くなっていき、次の日にはそういった印象も無くなりました(それでもP10ほどの濃さは無いですが)。 

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今までもふわっとした立体的な音ではあったけど、スピーカーの存在が消えたような鳴り方まではいきませんでした。

1組数十万以上のハイエンドなケーブルが必要なのか。それとも高価なラックが必要なのか。音響パネルが必要なのか。色々と考えてましたが、まさか電源環境がこれほど音に影響するとは思いませんでした(P10とES-1200でこんなにも音に差があるとも・・・)。

ノイズが大幅に減ったためか、左右のセパレーションが凄まじくいいです。曲によっては生々しすぎて耳がくすぐったいくらいに感じます。

自宅の電源環境はかなり悪く、2%〜4%ほど電源が歪んでいます。P10ではその歪を0.3〜0.4%くらいに抑えてましたが、ES-1200は常時0.1%以下と目で見てわかる性能差もあります。

 

値は張りますが電源環境が悪い中で透き通った立体感のある音を目指している方には必須の機材ではないかと思います。何を聴いても本当に気持ちのいい鳴り方をしてくれます。

www.luxman.co.jp