りんくす ぶろぐ

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USBヘッドフォンアンプ DR.DAC2のオペアンプを交換

2010年9月に導入したAUDIOTRAK社のUSBヘッドフォンアンプDR.DAC2 DXのオペアンプを交換しました。

このヘッドフォンアンプには5つのオペアンプが使われていますが、全てソケット式で交換できるようになっています。
メーカーのHPにもオペアンプの交換方法が書いてありますが、あくまで交換は自己責任です。
メーカーのオペアンプ交換説明サイト。
http://www.audiotrak.jp/support/?support=OPAMP%20Change

高いオペアンプが一番いいとは限りませんが、DR.DAC2 DXの後継機、DR.DAC2 DX TEに新日本無線株式会社のMUSES8920が使われている為、MUSESシリーズのフラッグシップモデル、MUSES01/02を購入しました。
秋月電子でMUSES01が1個3500円、MUSES02が1個3400円と高価なので購入にはかなり悩みました。
(2012/02/01時点での価格)

■購入したオペアンプの一部、MUSES01

■DR.DAC2 DXに元々ついていたオペアンプ

  • IV変換 NE5532 × 2
  • ディファレンシャル NE5532 × 1
  • ヘッドフォン OPA2604 × 1
  • ライン OPA2134 × 1

■交換後のオペアンプ

  • IV変換 MUSES01 × 2
  • ディファレンシャル MUSES02× 1
  • ヘッドフォン MUSES02 × 1
  • ライン MUSES8820 × 1

色々と調べた結果、IV変換にはMUSES01、それ以外はMUSES02を選択すると良いとのことでしたので私も同じ構成にしました。
ライン出力については使用頻度と予算の関係からMUSES8820を選択しました。こちらは1個400円。


オペアンプの交換自体はそれほど難しくは無いのですが、MUSES01/02の足が非常に柔らかく、緊張しましたorz

本体の分解方法ですが、前面のネジ4本と背面の大きい方のネジ2本を外すと基板を引き出すことが出来ます。

■再生の環境

OS:Windows7USBオーディオ。96KHz/24Bit出力。
再生ソフト:iTunesでmp3(192kbps)を再生。
ヘッドフォン:AKGのK701(澪フォンと言われている製品です)
スピーカー:YAMAHA MSP3

交換後、早速ヘッドフォンから音を聞いてみます。
とてもクリアで音の輪郭がしっかりとしています。解像度が上がり、奥行きを感じられるようになりました。潰れがちなシンバルやハイハットの音がしっかりと聞こえます。
ただ、若干ハイ上がりな音に。低域が少し物足りないかもしれません。
(半日ほど電源をオンにしていたらかなり落ち着いてきました。)

次はスピーカーから鳴らしてみます。
こちらも篭っていた音がかなりクリアになりました。
PC環境でこれだけの音が鳴ればかなりいいのではないかと思います。

折角なのでCDプレイヤーのデジタルアウトを接続した時の音も書いてみます。
接続方法は同軸デジタルケーブル。

PC上でロスレス音源を再生した時とCDプレイヤーでの音を比べてみると明らかにCDプレイヤーの方が上です。音場がとても広く、ヘッドフォンの圧迫感が無ければ広い空間で聴いているかのよう。K701でもここまで表現が出来るのだと驚きがあります。
(CDプレイヤーの性能に左右されるでしょうが・・・)

より音楽を聴くのが楽しくなりました。