RAW現像のススメ
私は1年ほど前からデジタル一眼レフカメラ(以降デジイチ)で写真を撮るときはRAWという形式で保存しています。
RAWとはフィルムカメラで言う現像前の状態で、RAWファイルをカメラやPCで編集し、色の調整を行い、最終的にjpgで保存します。
カメラで撮影し、いきなりjpgで保存されるのは、撮影してすぐにデジイチが現像しているため・・だと思います(^^;
(そこまで詳しくないため、合ってるか分かりません)
RAWファイルは1ファイルあたりのサイズが大きく、15MB〜20MBあり、連写撮影を行うと暫く書き込みで待たされて撮影ができなかったり、現像するには市販の現像ソフトをPCにインストールしたりと、手間がかかります。
それでも私はRAWで撮り始めたらjpgで保存する気が起きなくなりました。
RAW現像のメリット
・撮影時、スタンダードやポートレート、風景などの写真の仕上がりを選択しなくて良い。
・撮影時、ホワイトバランスを調整する必要が無い。※1
・撮影時、露出を基本的に変える必要が無い。
・現像時、構図をいじることが出来る。※2
※1大抵の場合、ホワイトバランスをオートにしておけば合いますが、外では天候が悪いとずれがち、室内ではなかなか合いません。
※2頻繁に構図を修正すると、撮影の腕が上がらないかも。
私はNIKONのD7000というカメラを使っているため、NIKONのカメラ前提で書いていきます。
他のメーカーも大きな差は無いと思います。
まずは最近撮影した梅の花で、jpgとRAWでの比較をします。
jpgで保存。
(ホワイトバランス:オート、アクティブDライティング:弱め、露出:0.0、Lサイズファインで保存後リサイズ)
RAWで保存しPCで現像。
(現像後リサイズ)
jpgは梅の花びらが白く飛んでのっぺりとしています。
また、自分の力量不足で日の丸構図になってしまい、平凡な写真です。
RAWでは現像時に白飛びを修正し、花びらの質感が出るように修正しています。
また、構図も変更しています。
jpgで保存するときも、撮影してすぐに確認し、白飛びしていたら露出を下げて撮り直せばいいのですが、風景写真ですと少し面倒です。
また、野生動物など一瞬をとらえるときは撮影チャンスが無いかもしれません。
腕のあるカメラマンはあらかじめ設定しおき、チャンスを逃さないのだと思いますが、私のような素人はとっさに判断できません。
撮影前にあれこれ設定をいじっていると、前の設定のまま撮ってしまい、ボツ写真になってしまった。ということもあるかもしれません。
なので、撮影時はフレーミング、フォーカス、絞りなど、現像時に直せない基本的な操作を行い、詳細は自宅でじっくり決めたほうが、撮影に集中できますし、撮っていて楽だと思います。
現像についてですが、私はAdobeのLightroomという現像ソフトを使っています。
いくつか現像ソフトの体験版を試してみた、個人的な感想ですが・・・
・CaptureNX2
売り上げランキング: 6,558
動作がかなり重い。音楽を聞きながら現像を行うと、そこそこの性能のPCでもmp3の再生で音が途切れるほどでした。
また、結構なお値段がします。
・Adobe Photoshop Elements12
現像に特化したソフトではないので、RAWファイルの使い勝手があまり良くない。
・Adobe CS6
また、他のソフトに比べ動作が軽く、サクサク動きます。
そのため、Lightroomがオススメです。
RAWで撮影後、Lightroomで現像。