KOJO Crystal EとKOJO Crystal6.1を導入した
光城精工の電源タップ「Crystal6.1」と仮想アース「Crystal E」を導入しました。
どちらも以前から存在は知っていましたが購入には至らなかったのですが、電源タップはPCオーディオ用に使用するため、仮想アースは以前使っていたEntreqのSilver Minimusを手放したため、購入しました。
まずは電源タップから。
3ピンプラグx6、2ピンx1で合計7台接続可能です。電源ケーブルは付属していません。
触ったときの質感がかなり良く重量もあり、しっかりとした作りです。
写真からはほとんど分かりませんが、シャーシが2重構造となっており、コンセント部分と外のシャーシが別れていて各機材の振動や床からの振動が伝わりにくい設計になっています。また、アース端子が設けられており、仮想アース等を接続することで音質アップが見込めます。
PCオーディオはFostexのPM0.3HとTEACのUD-301という組み合わせ。
Crystal6.1を使うと解像度が上がり、透明感のある音になりました。また音の広がりも良くなり、鮮度が上がった気持ちのいい音になりました。正直電源タップにそこまで期待していなかったため驚きました。電源タップの底にはゴム足が4つ付いていますが、電源タップの下にインシュレーターを使うことで更に音が良くなりました。
写真のように接続をしています。アースは後ほど書くCrystal Eに付いてきたアースケーブルをUD-301の空き端子に接続したものを繋いで、電源タップを仮想アースのように使っています。電源ケーブルはメインシステムで使っていたLUXMANのJPA-15000というケーブルを使っています。インシュレーターはクライナのD-Prop extendです。音は全体的にクールな印象になるため、もう少し温かみが欲しい場合は山本音響工芸などの木製のインシュレーターも良いと思います。電源タップに興味はあるけど使ってないという方は導入してみることをおすすめします。
次に仮想アースのCrystal E。2個セットを購入しました。
ケーブルは1セットあたりYラグとRCAの2本付いてきます。説明書まで2セット入っていました。さきほどの電源タップのアースと接続して鳴らしてみると・・・透明感が増したように感じます。また、音が立体的になり低域はよりタイトになったように感じました。SNが上がり全体的にしっとりとした滑らかな音、シンバルの余韻などが心地よく感じます。
内部は銅や真鍮などの金属板が並んでるだけの構造ですが、効果はかなりのものに感じます。もう一つ追加して直列に2台接続すると音は更に良くなりました。アンプ内臓の小さなスピーカーですが、とてもこのスピーカーから鳴っていると思えない音がします。不思議なことですが仮想アースにインシュレーターを使ったりアースケーブルを変えることでも音が変わります。また、置く場所によっても音の変化がありました。
現在はCrystalEをメインシステムのスピーカー端子のマイナス側に接続しています。
ケーブルは細いオレンジ色のオーグラインの銀とプラチナの合金ケーブル(0.3mm)にYラグを付けて接続しています。本来は付属ケーブルのようにシールドがされたケーブルが良いはずですが、少なくとも付属よりは銀単線、銀単線よりもオーグラインの合金の方が好みの音になりました。
仮想アースは色々な場所に接続でき、音の変化があります。過去にメインシステムで下記の場所に接続しました。
- CDプレーヤー
- プリアンプ
- パワーアンプ
- スピーカーターミナル
- クリーン電源
- 電源タップ
- 壁コンセントのプレート
現在接続している場所は・・・プリアンプ、スピーカーターミナル、壁コンセントのプレートの3箇所です(プリアンプと壁コンセントはまだ記事にしていない自作仮想アースを接続)。意外なことに壁コンセントのプレートはかなりの効果がありました。また、ノイズにデリケートで接続したほうが良いであろCDプレーヤーや真空管パワーアンプには接続しないほうが良く感じました。金属の塊でノイズが乗りやすい分、逆に機材の方へノイズが行くのでしょうか。クリーン電源もアースを接続する端子がありましたが、何も接続しないほうが音の鮮度が良く好印象でした。ただ、使用環境や機材・好みにもよりますので、色々な場所に接続してみることをおすすめします。今は左右1台ずつの使用ですが、いずれ2台追加したいです。